
2008年8月6日(水)
記念すべき第1弾CD発売決定!!
『momo & RODEO』 momo&RODEO
ゲスト・ 岩田浩史(guitar)、宇和天四郎(percussion)、ヒカル(background vocal)
6曲入り \1,000 のお買い得CD!!
いや、ようやく待ちに待った音源が発売される模様です。プレを何度も聴かされましたが…。これが、なかなか良い出来です。みなさまどうぞご購入あれ!
わが Bar Dylan も全力をあげて応援している、神戸のロックバンドです。CDの発売も店頭にて、ご予約・お問い合わせのお客様はHPからメールして頂ければ幸いです。
ついでにライブ情報も…
9月5日(金)
『Back Beat Live』
場所・ BACK BEAT(三宮)
出演・ momo&RODEO、プライベーツ 他
前売/問合せ・ BACK BEAT (078-231-3933)
http://www.soundclub.jp/BACKBEAT/
9月14日(日)
『ROCK NIGHT』
場所・ CHICKEN GEORGE(三宮)
出演・ momo&RODEO、呉屋多望通&岩田浩史、中川シゲオ
前売/問合せ・ CHICKEN GEORGE (078-736-4433)
http://www.chicken-george.co.jp/index.html
なお、Momo & Rodeo の公式HPはこちら
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by bar-dylan
| 2008-07-31 16:09
| Momo & Rodeo

ジェイコブが自ら進んでソロ・アルバムを作るとは思えない。ウォールフラワーズの米コロンビアへの移籍契約、鬼才リック・ルービンによるプロデュースが、彼に選択の余地を与えなかったか…。デビューから16年も経った今、ともかくも、そんな宿命を彼は受け入れた。
このアルバムには 「この世が少年を男に変えてしまう時の耐え難い音」 ("on up the mountain" )が鳴り響いている。新しい夜明けは、ジェイコブ、きみが歌い、世界を暖め、きみ自身を目覚めさせること。少し悲しくてもそうするべきであり、きみもそれに必要なものを望んでいるようにみえる。きっかけがどうであれ、やはりそれも必然なのだろう。
とは言ってみても…。
おとこも30過ぎるといろいろあるよね。としが近いから、なんだかよくわかるよ、ジェイコブ。
公式HP http://www.jakobdylan.com/
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by bar-dylan
| 2008-07-31 11:59
| Other's Album

マリア・マルダーに続いてトムズキャビンが招いたのは、ジェフ・マルダー。マリアの元の旦那さんである。なりそめは、ジム・クウェスキン・ジャグ・バンド在籍時ということなので、もう随分昔の話ではあるが、マリア来日の際に購入した彼女のTシャツをこれ見よがしに着ていった。
エイモス、マリア、ジェフ・マルダーと続けたトムズ・キャビンの麻田さん…。凄いお人です。
ライブはソロの弾き語り。南部の実業家といった雰囲気のジェフは、つかみどころがない…。
真面目な顔をしていたと思ったら、ミッキーマウスのように変な顔でおどけたりもする。
しかし驚いたのが、ギターも歌もお上手だこと。
カントリーブルース、ラグタイム、ジャズ、次々と曲調を変え、心の行き所を変え表現している。(多分独自の)変則チューニングを多用したギタースタイルは、独特の音階を曲に与え、いつもとは違う場所へ導いてくれた。ジェフならではだろう…。彼は今でも素晴らしいパフォーマーだ。
最後に Geoff Muldaur & Amos Garrett - Flying Fish にサインを頂いた。以前、エイモスには頂いてあったので、これで両名のサイン入りの超お宝LPになった。ふふふ…、最高である。
公式HP www.geoffmuldaur.com
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by bar-dylan
| 2008-07-30 16:45
| Live report

マリア・マルダーは生粋のグリニッジ生まれで、ボブ・ディランのNo Direction Home にも長時間にわたりコメントを寄せているとおり、当時の芸術界を地理的にも時間軸的にも駆け抜けた偉大なアーティストだ。
1973年、前に紹介したエイモス・ギャレットがギター・ソロを弾く Midnight Oasis で一躍世界の注目を浴びた彼女。今ではそのかわいらしい面影はどこへやら、貫禄素晴らしいビック・ママになっている。
またもやトムズ・キャビンがそんな私の歌姫を運んできてくれた。
風貌が変われど歌姫は歌姫、やはりパフォーマンスは最高!期待を裏切らないエンターテナーぶり。息切れも演出よとばかり、アンコール "It’s a Blessing" で感涙…。
当たり前なのだが、歌がここまでうまいとは…。
「ボブは私の友達よ」 と私に言いながら、サインしてくれたことも忘れられない思い出になりそうだ。
マリアの公式HP http://www.mariamuldaur.com/
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by bar-dylan
| 2008-07-29 19:47
| Live report

1976年にcandor records という無名のレーベルから発売されされたこのアルバムは、デビット・フォスターのプロデュース第二作目。
現在でもLPでの入手は困難で、僕自身も2000年のCD化を26年間も待たされた訳だが、はっきりいって素晴らしい内容に失神&失禁寸前になってしまった…
ジェイ・P・モーガンは当時古いポピュラー・シンガーで、何故デビット・フォスターが目をつけたかは推測の余地がないが、現代日本に例えるなら、どうも腐りそうな和田アキ子を天才・大野雄二がプロデュースしてとんでもないアルバムができそうな感じということになる。音楽産業の寵児のように思われる方も多いだろうが、彼自身、偉大なミュージシャンであり、その感性は”歌って踊れる”プロデューサーという仕事にも如何なく発揮されつくしている。
松田聖子をどお思おうが、こういう事実はちゃんと認めなくてはいけない…。
トミーリピューマ、ゲイリー・カッツ、デビット・フォスター、ダニエル・ラノアの作品は悲しくてもあらかた聞いて欲しい。本当に皆が買いたくなるレコードは30年経とうがこんなにもブリリアントに光り輝いているのだ。
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by bar-dylan
| 2008-07-24 18:06
| Other's Album

スティリー・ダンのプロデューサー、ゲーリー・カッツがワーナーに移籍後第一弾に選んだのがこのマーク・ジョーダンのデビューアルバム。はっきりいってこのレコードは音楽史に燦然と輝く偉大な一枚である。1977年発売のビリー・ジョエル・傑作『ストレンジャー』との対比が、時代背景を加味していて判りやすい。ジャケットデザインからも漂う少し乾いた感じ、マネキンが見せる不可思議な表情、そしてマーク・ジョーダン。これは『ストレンジャー』の「モノクローム・能面・ビリージョエル」同様、アルバムコンセプトのアンチテーゼである。ニューヨークに育つ二人の天才の感性が、偶然にも確実に同じコンセプトを見出している。それは言葉にすれば「孤独」だ。都会に吹溜る「孤独」は彼らを別々の素晴らしい表現へと導いてしまった。
『マネキン』はまるで個人的なデモテープのようだ。注意してなければとても淡々と流れてしまうので、耳を澄ましておかねばならない。ハービー・メイソン(ds)、チャック・レイニー(b)のリズムは「乾ききった」そして「したたかな」ファンク・ビートを刻み続ける。ラリー・カルトン(g)もデビッド・フォスター(key)も見事な後方待機で絶妙なバランスを保っている。瞬時にマーク・ジョーダンの声に呼応する、この天才たちの援護がこのアルバムを不朽の名盤にまで輝かせている。
Survival、Mysery Man、Red Desertと続くA面を聞き終えてLPを裏返す期待感はいまだに変わらない。お洒落を自称する(僕はお洒落じゃない)人ならば、必ず聞いていて欲しい。確かに恋人たちといえども会話を失う(良い意味で)レコードなのだから。
ビリー・ジョエル 『ストレンジャー』 1977年

グラミー賞を受賞した「素顔のままで」収録
個人的には「She is always woman」が大好きです
必ず聞かねばなりませぬ!
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by bar-dylan
| 2008-07-24 17:52
| Other's Album

偉大なる芸術家の研鑽は「無状」という言葉さえも具現化してしまう。たとえ生涯同じ絵を描き続けたとしても、日々それは様相や色彩を変え、心の喜びや挫折を繰り返し内包しながら、決してひとところに落ち着くことを知らない。やがてその長い年月は多くの作品を生み出し、傍観者である人々は振り返るたびにこの「無状」という言葉を実感できる。
このアルバム『Modern Times』は、そんないまだ儚くも時間に切り取られたボブ・ディランのユーモア、これからも続く研鑽の過程だと祈りたい。不安なのは、ディラン自身がとらわれずまったく解き放たれていて、このアルバム一瞬でそんな「無状」を私に感じさせた点。そして、”Ain't Talkin'” の最後の音。
まるで表現の境地に達したディランの姿を聞きながら、消えてなくなりそうで、ひょっとしてこれで最後になるかもしれないと思うと、言葉はなく涙がでる。
『荒野の狼』 ヘルマン・ヘッセ著 ユーモアについての芸術小説
Jack Frost ボブ・ディランのペンネーム 『Modern Times』のプロデューサー
”Thunder on the Mountain” for Alicia Keys
”Rollin' and Tumblin'” from Muddy Waters
”Workingman's Blues #2” for Merle Haggart
”The Levee's Gonna Break” from Memphis Minnie
”Beyond The Horizon” from Bing Crosby ”Bells of St. Mary's”
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by bar-dylan
| 2008-07-24 17:41
| DYLAN's Album

1989年、ダニエル・ラノアは例えるなら『最強の保険外交員』であり、『末期患者であるディラン』と最高額の契約を結んだ挙句、その病をすっかり治してしまった。彼のおかげで私たちはいまでもディランの新作が聞けている。少し思い返せば、技術革新が多くの芸術分野で担い手を完全に失わせた時代である。行き場をなくし路頭に迷う『古い天才』の姿は容易に想像がつく。だが、いかなる形であれダニエル・ラノアはディランに創造をやめさせなかった。
その意味でも『OH MERCY』は紛れも無く傑作である。
自己啓発と自己批判を繰り返すような物語は、閃きを無くしたただの凡人の姿だ。ダニエル・ラノアがディランに『時代は変わるのさ、帝国も砂に帰るように…』と罵倒している、誇張された音のひろがりの中で!しかし、ディランの恐るべき化学反応体質は、確信的に打ちのめされたマゾの高揚を見事にエネルギーに昇華させた。これは奇跡のように生き返っていく姿だ。ここで二重螺旋の本質が見事に集約され、表現されていく。
おまけをいうなら、「Series of dream」を外したディランの感性がすごい。『ダニエル・ラノアのやりすぎ』を咎めて、このアルバムを最終的に掌握する。エンディングは「Shooting Star」でなければいけなかった。「Series of dream」の入り込む隙間はない。
『OH MERCY』でディランは本当の偉大なる復活を遂げる。 noted at 2005/09/28
The Neville Broth
ダニエル・ラノア「Oh Mercy」製作直前のプロデュース作品が「イエロー・ムーン」 ギター・ブライアン・ストルツ、ベース・トニー・ホール、ドラム・ウィリー・グリーンはバンドメンバー、末弟のシリルもパーカッションで参加
映画 『 ハイ・フィデリティ HIGH FIDELITY 』
ニック・ホーンビー原作の中古レコード屋を舞台にした恋物語。面白いので見てください。Most Of Timeが挿入歌で使われています
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by bar-dylan
| 2008-07-24 17:22
| DYLAN's Album