神戸 bar DYLAN マスターの音楽プログ


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カテゴリ:Other's Album( 5 )

"the BAND"


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現在に至るレコード有史において、The BANDが1969年までに表現してしまったロックという音楽への功績は余りにも大きい。彼らはとても若く放浪の果て貧しくて汚いが、心が澄み、澱みない。ただひたすらに磨いてきた音楽への全てが、純粋にここにある。決して彼らにとっては原点回帰ではなく画期的な前衛であったはずであり、だからこそ今僕の耳に響く驚異的なロック感こそが、その本質であるのだと確信できるのだ。いつまでたっても変わらない絶対的な価値観を人は何と呼ぶのだっけ?後に、「アメリカ」という酷いタイトルでも構わなかったというロビー・ロバートソンの気持ちも、少しわかる気がする。
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by bar-dylan | 2008-10-17 15:56 | Other's Album
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どうしてこんな素晴らしい音源がオフィシャルで発表されないのか。

ジョニ・ミッチェルが27歳、ジェームス・テイラーが22歳。1970年、ロイヤルアルバートホールでの輝かしい青春の記録である。恋仲らしく甘い二人のやり取りが随所に見られる、きっと振り返るには甘酸っぱすぎる思い出。絶妙なギターの音色が絡まれば、歌は甘くささやきあって、もうそれはとろける二人のハーモニーである。こちらまで赤面だ、まったく妬けちまうぜ…。

しかし、素晴らしい。文句なし。

イントロのオブリを数回練習して「難しいね、これ」って言おうが、エンディングを勘違いして少し彷徨いそうになって苦笑しようが、なにをしようが、

いいものはいい


是非、偶然にも発見された場合、迷わずお買い求めのうえ、家宝にしてください。
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by bar-dylan | 2008-08-02 16:05 | Other's Album

jakob dylan / seeing things

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ジェイコブが自ら進んでソロ・アルバムを作るとは思えない。ウォールフラワーズの米コロンビアへの移籍契約、鬼才リック・ルービンによるプロデュースが、彼に選択の余地を与えなかったか…。デビューから16年も経った今、ともかくも、そんな宿命を彼は受け入れた。

このアルバムには 「この世が少年を男に変えてしまう時の耐え難い音」 ("on up the mountain" )が鳴り響いている。新しい夜明けは、ジェイコブ、きみが歌い、世界を暖め、きみ自身を目覚めさせること。少し悲しくてもそうするべきであり、きみもそれに必要なものを望んでいるようにみえる。きっかけがどうであれ、やはりそれも必然なのだろう。

とは言ってみても…。
おとこも30過ぎるといろいろあるよね。としが近いから、なんだかよくわかるよ、ジェイコブ。


公式HP http://www.jakobdylan.com/

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by bar-dylan | 2008-07-31 11:59 | Other's Album

JAYE P MORGAN

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1976年にcandor records という無名のレーベルから発売されされたこのアルバムは、デビット・フォスターのプロデュース第二作目。
現在でもLPでの入手は困難で、僕自身も2000年のCD化を26年間も待たされた訳だが、はっきりいって素晴らしい内容に失神&失禁寸前になってしまった…

ジェイ・P・モーガンは当時古いポピュラー・シンガーで、何故デビット・フォスターが目をつけたかは推測の余地がないが、現代日本に例えるなら、どうも腐りそうな和田アキ子を天才・大野雄二がプロデュースしてとんでもないアルバムができそうな感じということになる。音楽産業の寵児のように思われる方も多いだろうが、彼自身、偉大なミュージシャンであり、その感性は”歌って踊れる”プロデューサーという仕事にも如何なく発揮されつくしている。

松田聖子をどお思おうが、こういう事実はちゃんと認めなくてはいけない…。

トミーリピューマ、ゲイリー・カッツ、デビット・フォスター、ダニエル・ラノアの作品は悲しくてもあらかた聞いて欲しい。本当に皆が買いたくなるレコードは30年経とうがこんなにもブリリアントに光り輝いているのだ。

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by bar-dylan | 2008-07-24 18:06 | Other's Album

MARC JORDAN / MANNEQUIN 1978

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スティリー・ダンのプロデューサー、ゲーリー・カッツがワーナーに移籍後第一弾に選んだのがこのマーク・ジョーダンのデビューアルバム。はっきりいってこのレコードは音楽史に燦然と輝く偉大な一枚である。1977年発売のビリー・ジョエル・傑作『ストレンジャー』との対比が、時代背景を加味していて判りやすい。ジャケットデザインからも漂う少し乾いた感じ、マネキンが見せる不可思議な表情、そしてマーク・ジョーダン。これは『ストレンジャー』の「モノクローム・能面・ビリージョエル」同様、アルバムコンセプトのアンチテーゼである。ニューヨークに育つ二人の天才の感性が、偶然にも確実に同じコンセプトを見出している。それは言葉にすれば「孤独」だ。都会に吹溜る「孤独」は彼らを別々の素晴らしい表現へと導いてしまった。
『マネキン』はまるで個人的なデモテープのようだ。注意してなければとても淡々と流れてしまうので、耳を澄ましておかねばならない。ハービー・メイソン(ds)、チャック・レイニー(b)のリズムは「乾ききった」そして「したたかな」ファンク・ビートを刻み続ける。ラリー・カルトン(g)もデビッド・フォスター(key)も見事な後方待機で絶妙なバランスを保っている。瞬時にマーク・ジョーダンの声に呼応する、この天才たちの援護がこのアルバムを不朽の名盤にまで輝かせている。
Survival、Mysery Man、Red Desertと続くA面を聞き終えてLPを裏返す期待感はいまだに変わらない。お洒落を自称する(僕はお洒落じゃない)人ならば、必ず聞いていて欲しい。確かに恋人たちといえども会話を失う(良い意味で)レコードなのだから。


ビリー・ジョエル 『ストレンジャー』 1977年

c0161915_17521953.jpg誰もが知ってる天才ビリージョエルのマスト・アイテム
グラミー賞を受賞した「素顔のままで」収録
個人的には「She is always woman」が大好きです
必ず聞かねばなりませぬ!

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by bar-dylan | 2008-07-24 17:52 | Other's Album